定年後の就労ガイド
定年後の仕事選びを考えよう!
定年後の仕事を考える上で、次の選択を何をしますか?

シニア世代の雇用の現状

まだまだ元気で現役が続けられるはずの団塊世代も、一部の雇用延長制度にともなって会社に残る人を除いてそのほとんどは、会社の定年退職制度にともなって、退職をせざるを得ない人は多い。一方で、まだまだ働ける、もしくは働きたいとの気持ちから仕事を探しても、なかなか適職につけないのが、現実、つまり、シニア世代の雇用と仕事の現状、それは「甘くない」です。

60歳を過ぎた仕事選びの基準

60歳を過ぎた仕事の選択の基準は、若年層の就職活動と違い、次の3点のバランスが極めて重要になってきます。

中でも一番重要なのは、3.生活必要資金とのバランスです。団塊の世代の場合、その殆どが住宅ローンや子供の養育費用は既に支払い終わっていることが多く、その多くは自分達が暮らして、かつ余暇を過ごす為に幾ら必要かに関係してきます。

簡単に言うと、この必要金額が手元の資金で賄えるという場合には、1.人生(キャリア)の棚卸し、と、2.やりたい事の棚卸しの2つの観点からだけ、仕事を選ぶことができますが、3.に不足が生じている場合には必然と仕事の選択に制限が発生してきます。

仕事を選ぶ上での選択肢

退職後の仕事を考える上での選択肢ということで、次のようなマトリックスを用意してみました。



これは横軸に「自己実現の度合い」、縦軸に「生活安定度」をとって各どういった仕事の状況になるかを分析したものです。これで行けば、まず生活安定度の高い選択肢としては、「食べていく為の再就職」、「スキル・経験を活かした再就職」に分かれますが、シニア世代の雇用状況が「甘くない」と冒頭に言及したのは、これでいくと「食べていく為の再就職」先は、それなりに応募はあるが、「スキル・経験を活かした再就職」これに合致する雇用となると、格段と少ないということです。逆に言うと、単純に働くだけを考えた場合には仕事の内容や条件を問わなければ、幾らでも仕事はあるが、それで本当にいいのか?という問題が、団塊世代・シニア世代の仕事選びの難しさなのです。

次に、縦軸との関係で見ていくと、団塊世代ならびにシニア世代の中には、これまでの経験とスキルを活かして独立開業もしくは NPOの設立・参加を通じての社会貢献をしたいという人は少ないが、これが行えるためには生活の安定度をとらなくてもいいと言えるだけの台所事情が重要になってきます。

具体的には、当然、自分で会社をやろうと思った場合、事務所経費ならびに人件費等はなんとか抑えることができたとしても、それなりに出費は必然的に発生します。これはNPOの場合でも同様で、社会貢献の一環で「無償」で勤労福祉を行う場合には、いずれにせよ何らかの資金が先に必要となってしまいます。つまり、この象限で自己実現を行い方は、それなりの覚悟をもって望むことも非常に重要なのです。

あなたはどの道を歩みますか?

再就職するにせよ、自分で独立開業するにせよ、社会貢献に汗を流すにせよ、いずれにせよ団塊世代の多くは60歳を過ぎても働き続けたいと思っている場合、自分が置かれている状況や立場によって、何らかの選択肢をとることができます。いずれにせよ、自分の納得する仕事で夢と生きがいを実現する職場を選択し、いつまでも活き活きと生活すること、これが団塊世代ならびにシニア世代にとっての仕事選びと言えます。